クリアリングハウスはさまざま主体のもつ実データの所在を検索する場を提供することを目的としています。
このように実データの所在を検索するサービスを一般にクリアリングハウスとよびます。
クリアリングハウス(clearinghouse)とは、一般的な辞書では「手形交換所」と説明されていますが、GISアクションプログラム2002−2005では、「空間データの所在や内容を記述したメタデータを管理し、インターネットで検索可能にする仕組み」として定義されており、コンピュータの世界ではインターネットで検索する仕組みとして扱われています。
クリアリングハウスを図書館に例えると、書籍にあたる実データと書籍の概要を記した検索カードにあたるメタデータを用意するということです。
図書館に検索カードがなかったとするとすべての書籍を端から見て必要とする本を探さなければなりません。同様に、クリアリングハウスにおいても、もしメタデータを用意しないとすると、すべての実データの中身を見て、必要なデータを探さなければならず、したがって、実データに対してそれらの概要を記したメタデータを用意する必要があります。
図書館とクリアリングハウスとの違いは、図書館は書籍と検索カードの両方を保有しているのに対して、クリアリングハウスはメタデータ(検索カード)しか持ちません。 つまり、クリアリングハウスは基本的には実データを扱いません。
これは、現状で各データ作成主体は(紙であるかデジタルであるかは別として)実データを管理し、提供を行っていること、Aデータ作成主体ごと(あるいはデータごと)にフォーマットや扱いが異なることなどを主な理由に、1つの組織が実データを一元的に管理することがきわめて困難なためです。
しかしながら、こうした状況で実データを入手するためには、そもそも誰がどんなデータをもっているのかを把握していなければならないという問題があるための、問題を解決する1つの方法です。 |
【クリアリングハウスを利用した情報共有のイメージ】
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